カウンセラーご挨拶
はじめまして。ここからカウンセラーの森内と申します。
ご挨拶を兼ねた自己紹介として、私が不登校や学校が辛いお子さんに向けたカウンセリングを行うまでの経緯についてお話ししたいと思います。
私は元々、中学校で担任をしておりました。
担任していた学級には、不登校の生徒が複数名在籍していました。
学級が始まる時にすでに不登校だった子、途中で不登校になった子、闘病で登校できなかった子、事情は様々です。
勤務していた学校は、今考えると不登校支援や特別支援に手厚い学校だったと思います。
「困っている生徒をしっかりとサポートすることが、他の生徒への安心感にもつながる。
生徒は本気の大人の姿をちゃんと見ている。
その姿を見せることが、先生は自分が困った時に一緒に考えてくれる という思いに繋がり、
結果的にどんな生徒も過ごしやすい安心できる環境となる。」
だからこそ、不登校支援や特別支援が学校運営の基礎であるという共通認識の元、心ある先生方や熱心なスクールカウンセラーさん、市の女性子ども支援センターの職員さんなど、多くの人が関わって、毎日の報連相や定期的な会議が行われていました。
そうしたサポート体制を実施するため、それぞれの生徒がどのような事情を抱えているのか、どうしたらその子が生きやすくなるのか、安心して学校に通えるようになるのかを真剣に考える経験を通して、不登校や学校が辛いお子さんとそのご家族に携わる仕事がしたいと思うようになりました。
学校や家庭だけで不登校や子育てに向き合うには限界があります。
勤務していた学校でも、できるだけのことをして生徒やご家庭と向き合っていましたが、それを生徒やご家族が満足に感じ取ることができていたか、満足な支援だったかと問われると課題はたくさんありました。
もちろんカウンセリングだけでも、課題を解決することはできません。
ただ、少しでも気持ちが楽になれるように、課題と向き合う元気が出るように、そしてこれからどうしていくのが良いのかを一緒に考えていきたいと思います。
少しでもお役に立つことが出来ましたら幸いです。
相談できること
- 子どもが不登校になってどうしていいかわからない
- 子どもにどう接していいかわからない
- 子どもがスマホやゲームをしている姿を見ると
イライラしてしまう - どうしてこうなってしまったのだろうと
後悔の気持ちで辛い - パートナーに子どものことを相談できなくて辛い
- 子どもの前で落ち込んだ姿を見せられなくて辛い
など、お子さんやご家族に関わるどんなことでもご相談いただけます。
ここからのカウンセリングでどんなことができるのかの一例
それぞれのご家族にとって、ベストな方向性もまたそれぞれであると考えます。型や方法にはめるのではなく、その方のお話を聴いて一緒に考えることを大切にしています。
①子どもの状況を相談する
お子さん本人がカウンセリングに来ていただけると一番状況がわかりやすく、効果が出やすいのはもちろんなのですが、中にはカウンセリングを受けることに抵抗があるお子さんももちろんいらっしゃいます。
また、家族に言われて無理に連れてこられたという状況ですと本来のカウンセリングをすることも難しくなってしまいます。
ですから、その場合には無理をせず、ご家族の方から状況や経緯をお聴きして、あくまで推察にはなりますがお子さんの心理的状況と今後のお子さんへの接し方などについてお話しさせていただくことができます。
②ご家族の心境を相談する
お子さんが不登校になったり、悩みを抱えているようだ、辛そうにしている、といった時、本人はもちろんご家族の方も辛くなったり不安になるかと思います。お子さんについてではなく、ご家族の方自身の心のケアのためにご相談いただくことももちろん可能です。
「子どもが大変なのに、自分の話ばかりですみません」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、ご家族の方の心が疲れているとお子さんに対してサポートをしようとすることも難しくなりますので、まずはご自身の心のケア、メンテナンスをするというお気持ちでご相談に来ていただくのももちろん歓迎です。
③不登校について学ぶ
カウンセリングに通われるにあたって必ず受講が必要な訳ではないのですが、自主的に学ぼうとされる方が多いのが「不登校について学ぶ講座」です。
お子さんをカウンセリングに連れていこうか、ご自身が受けようかと検討されていらっしゃる方の多くは、それだけ意欲的にお子さんと向き合っている方ですので、インターネットや本で不登校や精神的な状況について学んだり調べたりする方が多いようです。インターネットにあるのは一般論であって、実践してみたけれどうまくいかない、うちの子には合わなかったというお話も聞きます。
その子にはその子の、その家族にはその家族の関わり方があるはずです。カウンセリングでご相談いただいた内容を踏まえながら、今後の家族としてのあり方やお子さんへの接し方のヒントになるカウンセリングの知識をお伝えしています。
ご家族の方へ
ご自身を責める気持ちもあるかも知れません。
考えがまとまっていなくても、うまく時系列に話せなくても大丈夫です。
今のありのままでお越しください。
一緒に少しずつ考えていきましょう。